定期公演レポ特別編
ある生徒からの寄稿


今回の定期公演でも、とある本科生の人からの感想文の寄稿がありましたので、掲載させていただきます。
定期公演の開催が決まってから本番に向けての取り組みから本番直前、
本番のことをしっかりと書いてくれています。
はっきり言ってすごく読み応えのあるレポです。


11月30日、尼崎アルカイックホールで「第8回沖縄アクターズスクール大阪校定期公演」が行われた。
10月中旬に定期公演をやるといわれたので1ヶ月弱という準備期間でどれだけ納得のいく作品を作れるのか最初は不安の方が強かった。
でも、それは逆に自分の力の見せ所だと思った。

グループでやる曲も決まり、曲のイメージをどんどん深めていく。
毎日毎日曲を聞いて自分なりの考えをまとめていった。
グループのみんなもそれぞれ曲のイメージがまとまりみんなで意見を出し合っていった。
しかし、そのみんなのイメージがなかなか作品として活かしていけず、前に進まない。
構成や振り付けを作っては変えての繰り返し。
さらに時間も押していたので不安はよりいっそう強くなった。
追い込まれるとみんなの集中力も切れてくる。
この1ヶ月間、何度も悩み、「もうだめだ」と思った。
でも、もっともっと自分が積極的になって自分がやるべきこと、自分に出来ることは徹底的にやらなければ…
自分はこの作品を楽しんでいるのか、グループのみんなはどうなのか。
もっと自分がしっかりしなければと思う反面、みんなの気持ちの方が気になってしょうがない。

そして、1週間前のリハーサル。
このリハーサルがきっかけで自分も含め、他のみんなも危機感とか緊張感が出てくるだろうと思っていた。
しかし、リハ終了後も一向にそういったものがグループとして感じられない。
作品を作り始めてから、ずっと思っていたことはグループで作ったという感じがしない、まとまりがない。
技術的にも、精神的にも。
これは作品を作る以前の問題だと思った。
みんなが集まる時間は限られている。
だから1回1回のレッスンが大事だし、個人で努力してこなければいつまでたっても完成しない。
やはりみんな作品を楽しんでいないのではないか。
間近に迫りつつある本番…
不安は限界に達していた。

直前リハーサルの前日のレッスン、初めて曲をやってて楽しいと思った。
なぜだかわからないけど楽しかった。
グループのみんなも同じ事を口にしていた。
そしてレッスン終了後、作品を作ってきて思っていたことをみんなに打ち明けた。
他のみんなも思っていたことを話してくれた。
少し気持ちが楽になった。
そして直前リハーサルはなんとか人に見せれるレベルになってきたと思った。
明日の本番はみんなの気持ち次第だと思った。

本番当日の朝、ここでハプニングが起きた。
メンバーの一人が体調を崩し、本番に出れなくなったという連絡が入った。
自分もあまりコンディションがよくなかったが。
焦った…まさかこんな事態になるとは。
会場入りした時、メンバー全員動揺を隠せない表情だった。
しかし振りは変えたくない、今まで苦労して作ってきたし、いろんな気持ちがこめられているから。
でも構成はどうしても変えなければならない部分があった。
朝からみんな必死だった。
出られなくなったメンバーの分まで自分たちが頑張るという気持ちはみんな同じだった。

自分達の出番まであと1曲。
やれることはすべてやった。
後は精一杯作品を楽しもうとメンバーに声をかけた。

お客さんの目にはどういう風に映っただろうか。
自分はRAPの部分で爆発した。

定期公演が終わり、直前までハプニングは続いたけれどその分、充実感と自分の成長を感じています。
作品を作るのはホントに難しいなーって実感しました。
でもこの経験はきっと次の定期公演に生きてくるだろうと思いました。
グループのみんな、本当にありがとう!!!